キャンプ泊と聞いて、まず最初に思い浮かぶ道具といえば「寝袋」だと思います。
テント、マットと同じように、キャンプ泊で快適な眠りをするために必要な「寝袋」ですが、熟練キャンパー達は、持っているキャンプ道具にこだわりを持っていますが、そのこだわり道具の中でも寝袋は1、2位を争うほどです。
しかし寝袋にも種類が色々とあって、初めて寝袋を購入する時には、やはり迷ってしまうかと思います。
寝袋選びにも、幾つかポイントを押さえて購入すれば、失敗する事なく気に入った寝袋を購入できるかと思います。
そしてこの記事では、失敗しない寝袋選びの参考に少しでも役立っていただければと思います。
因みに最近では、寝袋の事を「シュラフ」なんてカッコよく呼ぶようになってきましたが、このシュラフという呼び方のほうが、最近では主流になってきています。
ドイツ語での寝袋の「シュラフザック」を略してシュラフと呼んでいるのだけですので、基本どちらの呼び名でも問題ないと思いますが、私はあえて寝袋と呼んでいます。
寝袋選びのポイント
対応温度
寝袋の対応温度の確認は、寝袋を購入する時に1番重要になってきます。
寝袋メーカーは海外製が多く、人種により体感温度というのは違いがあります。
そのため以前では対応温度表記はアテにならなかったのですが、最近では基準が統一されてきたので、日本人でも安心して購入する事ができます。
温度目安が10℃の寝袋は冬の時期はとても寒く、余程寒さに自身がある人はいいですが、普通の人であれば「温度目安5℃」の寝袋をお勧めします。
念のために毛布やブランケット等を用意して、寝袋の中で使用すれば、かなり暖かくなります。
寝袋の種類
封筒型
長方形の形をした寝袋で、一般的なタイプの寝袋ではないでしょうか。
他の寝袋と比べて少し保温力は劣りますが、サイドに付いているファスナーで2枚繋げれば、「大きな寝袋」となり子供と一緒に寝る事ができるので、小さい子供がいる家庭に向いている寝袋かと思います。
更に寝袋を繋げて子供と一緒に寝れば、子供の体温で温かく眠りにつけます。
畳んだ時の収納サイズが大きい所が、やや難点な所であります。
マミー型
ミイラを意味するマミーという呼び名が、若干の怖さはを感じますが、人の形に近いマミー型だからこそ、身体に密着する部分が多くなり保温力は高くなります。
肩の余分な部分が無いので、そのぶ収納時も小さくなるので、バイクで出掛けるソロキャンプに向いています。
しかし慣れないウチは、寝返りが打ちにくく感じて、少し苦労するかもしれません。
エッグ型
封筒型とマミー型の中間の位置ずけですが、両方の良い所を取っています。
保温力も高く収納時も小さくなり、こちらもソロキャンプ向きと言えます。
人間型もある
人の形をした、そのままの寝袋もありますので、興味あればお試し下さい。
寝袋の素材で選ぶ
化学繊維綿(化繊)
化繊の寝袋は値段が安いだけのイメージがありますが、ダウン程では無いですが、その性能はとても温かいです。
マイナス気温の極寒キャンプではなく、家族で行く一般的なキャンプであれば、対応温度を確認して購入すれば充分使えます。
化学繊維メリット
値段が安い。水に濡れてもいいので丸洗いできる。
化学繊維デメリット
重量があり、収納時も大きい。劣化が早い。
ダウン(羽毛)
ダウンの魅力は何と言っても、凄く軽いのに温かい事です。
きちんとメンテナンスを行えば、30年〜40年持つと言われていて、道具にこだわるキャンパーの自慢のアイテムだと言えます。
ダウンのメリット
温かい。軽い。長持ちする。
ダウンのデメリット
値段が高い。メンテナンスが大変。水に弱いので丸洗いできないし、雨が降ると大変。収納時は小さく持ち運びやすいが、普段(使わない時)は大きな袋に収納するため邪魔になる。
キャンプ寝袋の選び方、まとめ
色々と寝袋選びの注意点を書いてきましたが、皆さんが寝袋選ぶ時に、少しでも参考になればと思います。
夏のキャンプでは、寝袋にそこまでこだわる必要は無いかもしれませんが、秋冬春のキャンプでは、しっかりと寒さ対策になる寝袋を選んで下さい。
そして事前に出掛けるキャンプ場の、年間を通した気温を調べてから寝袋を購入するのも良いかと思います。
ダウンでも化学繊維でも、どちらでもいいので、自分のキャンプスタイルに合った寝袋を、購入していただきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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